プレゼンテーションの作成
FirstClassを使って、スライドプレゼンテーションを作成できます。スライドプレゼンテーションは、ドキュメントの特別な表示方法です。プレゼンテーションのどのスライドも1つのドキュメントの一部であり、改ページによって分割されます。
プレゼンテーションを作成する際には、必ず、表示される最低の解像度で作成するようにします。このようにしないと、プレゼンテーションスライドで本文が正しく表示されない場合があります。
ただし、これにより別の問題が発生します。プレゼンテーションでは、プレゼンテーションを作成したときの解像度にもとづいて印刷が行われます。低い解像度では、印刷されるテキストの外観が悪くなる可能性があります。
プレゼンテーションを作成するには、以下の操作を行います。
1 プレゼンテーションを保存するコンテナを開きます。
2 [ファイル]>[新規作成]>[新規プレゼンテーション]を選択します。
プレゼンテーション表示モードで、プレゼンテーションフォームが開きます。プレゼンテーションフォームでは、[基本設定]の[本文]タブの[編集]タブで[プレゼンテーションのテキスト]に指定したデフォルトのテキスト
書式設定が使用されます。
任意のドキュメントフォームを使ってドキュメントを作成し、そのドキュメントをプレゼンテーションとして表示することもできます。ドキュメントをプレゼンテーション表示モードで編集するには、[表示]>[本文]>[プレゼンテーション表示]を選択します。この編集によって、テキストのデフォルトの書式設定がプレゼンテーションのデフォルト設定に変更されることはありません。
3 プレゼンテーション本文を入力し、書式設定します。
他のドキュメントの場合でも、背景画像を付けることができます。プレゼンテーション用にデザインされた画像はFirstClassアプリケーションデータフォルダ(Windowsでは\Documents and Settings\All Users\Application Data\FirstClass、OS Xでは/ライブラリ)内の[Images]フォルダ内にあります。 追加した背景画像は、すべてのスライドに表示されます。
次ページのスライドを開始するところで改ページを挿入します。スライドを移動するには、Page DownまたはPage Upを押します。
プレゼンテーションを表示すると、埋め込まれたリンクは機能しなくなります。スライドに貼り付けられた音声は、スライドを表示するとすぐに再生されるため、スライドの最初のオブジェクト、または1つのオブジェクトだけに音声を貼り付けるのが最適な方法です。
4 プレゼンテーションを識別できるようにします。
プレゼンテーションヘッダの[名前]と[件名]フィールドを更新して、プレゼンテーションに名前と件名を付けます。
変更は、プレゼンテーションを閉じると自動的に保存されます。
プレゼンテーションの開始
プレゼンテーションを開始すると、一度に1つのスライドが全画面で表示されます。ここで本文を編集することはできません。
プレゼンテーションを開始するには、以下の操作を行います。
1 プレゼンテーションを開きます。
2 [表示]>[プレゼンテーションの開始]を選択します。
3 Page Downを押すと次のスライドに移ります。
前のスライドに戻るには、Page Upを押します。一番最初のスライドに戻るには、Homeを押します。一番最後のスライドにジャンプするには、Endを押します。
4 プレゼンテーションを終了するには、Escを押します。
プレゼンテーションは、開始した時点の表示モードに戻ります。
ショートカットメニューを使って、プレゼンテーション内を移動したり、終了したりすることもできます。
貼り付けられた音声は、スライドが表示されると自動的に再生されます。
プレゼンテーションの配布
プレゼンテーションが保存されているコンテナにアクセスできないユーザに対して、プレゼンテーションのコピーを提供できます。これを行うには、そのユーザまたはそのユーザがアクセスできる会議室にメッセージを送り、他のドキュメントの場合と同様にプレゼンテーションを添付します。
メッセージを作成して、プレゼンテーションとして書式設定することもできます。受信者は、他のプレゼンテーションの場合と同様に、このプレゼンテーションを表示できます。
ユーザガイダンスの提供
[新規プレゼンテーション]を選択してプレゼンテーションを作成した場合、プレゼンテーションに特別なアイコンが表示されます。プレゼンテーション表示のときにプレゼンテーションを閉じると、次に開いたときにその表示モードになります。プレゼンテーションであることをユーザが確認できるのは、このアイコンだけです。
プレゼンテーションとして表示するように他のユーザに示すために、「プレゼンテーション」という語をプレゼンテーションの名前または件名に含めてもかまいません。
プレゼンテーションで表示するようにメッセージで通知し、プレゼンテーションを表示する際の最適な画面解像度を伝えるのもよい方法です。
ヒント
プレゼンテーションをプレゼンテーションモードで保存して保護すると、プレゼンテーションがすぐに表示モードで開くようにすることができます。
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